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『王立宇宙軍 オネアミスの翼』(おうりつうちゅうぐん オネアミスのつばさ)は、ガイナックス制作のSFアニメ映画。1987年(昭和62年)3月14日に劇場公開された。ハリウッドでのプレミア上映などプロモーションにかかった宣伝費などを含む総製作費は約8億円。配給収入は3億4700万円〔『映画プロデューサーが面白い』、キネマ旬報、1998年、p222。〕。ガイナックスは本作で生まれた赤字の補填の為に『トップをねらえ!』を制作する事となった。 == 概要 == 1950年代の地球に似ている「もうひとつの地球」にある「オネアミス王国」正式国名「オネ・アマノ・ジケイン・ミナダン王国連邦」が舞台。 当初は4000万円のオリジナルビデオとして企画されていたものだったが〔武田康廣『のーてんき通信 エヴァンゲリオンを創った男たち』ワニブックス、2002年(平成14年)、p91〕、当時バンダイの山科誠社長が映像事業進出を模索していたことから映画化が実現し〔竹熊健太郎編『庵野秀明パラノ・エヴァンゲリオン』太田出版、1997年(平成9年)、p76〕本作を制作するため1984年(昭和59年)にGAINAXが設立された。当時、映画製作の進行状況などは月刊モデルグラフィックス誌上において毎月リアルタイムに連載された。 監督は当時24歳の山賀博之。スタッフの平均年齢も24歳である。のちに『新世紀エヴァンゲリオン』などで有名となった貞本義行や庵野秀明も参加し、音楽監督として坂本龍一を起用している。大衆向け娯楽作とは異なり、興行的には成功とは言えなかったが、一部でロングラン上映をする館もあった〔『のーてんき通信』p96〕。また、ビデオ・レーザーディスクは長く好調な販売を記録した。1997年(平成9年)に「サウンドリニューアル版」(ドルビーデジタル版)が制作、同年11月2日に公開された。 制作スタッフの多くが商業作品の制作経験をほとんど持たない20代の若者であったことでも知られる。その主要スタッフはNASAにロケハンに行っている。 公開当時、上映時間の都合からカットされた場面(約1分)があり、「メモリアルボックス」において登場キャラクターの声優である森本レオ・曽我部和恭による追加アフレコを行った上で本編に組み込まれた。その後1997年発売の「サウンドリニューアル版」ではこの場面は特典映像扱いとなり、本編は公開版に戻されている。〔これとは別に東宝東和側から、一日の上映回数を増やすため40分程度尺をカットするよう求められた際、企画の岡田斗司夫が「フィルムを切るのなら俺の腕を切れ!」と啖呵を切り、阻止したとのこと「オタクアミーゴス!」より、岡田斗司夫自身の証言。〕 緻密でリアリティある作画を実現するため、シロツグの初めて体験する飛行訓練シーンでのプロペラ回転始動のカットなど一部にはコンピュータグラフィックス技術も導入されている。しかし、テクスチャマッピングされた動画にも莫大な時間と費用を要する時代であり、その節約のため、ワイヤーフレームで描かれた線をなぞって手書きの動画に起こす手法が採られた。 1992年(平成4年)頃には続編の『蒼きウル』が山賀監督自身によって構想されたが、企画は諸事情から凍結となり実現していなかった。2013年(平成25年)3月21日、『蒼きウル』の製作再開が明らかになった。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「王立宇宙軍 オネアミスの翼」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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